1日だけ教室へ行けなかった私

salon〜radiant〜  太田あさみです。


私のコミュニケーション力は
下の下。
と思っています。
 
そんな私だから体験した
学生時代のお話です。




私は学生時代、イジメというものを
体験しています。

つらくて、つらくて
悲しくて、悲しくて…

でも両親には言えませんでした。


両親が誇れる『いい子』でいたかったから。


家に帰る途中、
必ずやることがありました。


自転車を止め…
深〜〜い深呼吸を3回。

そして…
笑顔の練習。

心の中で『よしっ‼︎‼︎』と叫び
自転車で帰る…
そして

「ただいまぁ〜〜!」と元気に叫ぶ。


笑顔で居間を通り抜け
自分の部屋に入った途端
力が抜ける。

『今日も演じきった…』


なかなかの女優です(笑)



なので学校でも
イジメられても、平気な顔で…
本当はひとりぼっちで淋しいのに
『1人が好きだし』ぐらいの勢いでした。



でも、ある日。
部活の朝練にも行けず、
誰もいない教室で
『なんで学校なんかあるんだろう』
と思っていた時…

担任の先生がやってきた。


何も知らないのかと思っていたら
イジメられている現実を
全部知っていました。

『しってたのかぁ‼︎‼︎』
『知ってて、また同じクラスにしたのか?』

と怒りが込み上げました。



「とりあえず職員室に来い」
というのでついていくと…
やたらと先生方が優しい。

気持ち悪い…。


授業時間になっても
部屋に戻れとは誰も言わなくて…

居心地悪い。



このまま、どうなるのやら…
と思っていたら

来た‼︎
来た、来た‼︎

イジメっ子トリオ‼︎


担任に向かって
「なんで?授業サボって、おかしくない?」
と、スゴイ声が廊下から聞こえてきます。


『ああ、戻りますよ。戻ります。』
と立ち上がった時。


今まで何もしてくれたなかった担任が

「お前たちに言う資格はない!よく考えろ‼︎
よく、ここに来られたな‼︎
お前たちには会わさん!
お前たちが自分で考えて、
あいつと本音で話したいと思った時、
もう一回、来い‼︎
それまでは、中には入れん!」

と怒鳴っていました。



涙が止まらなかった…

私を守ってくれる人がいたことが
とてもとても嬉しかったのです。

何度も『死にたい』と思ったし
『生きてる意味なんて無い』と
夜な夜な泣いたし…


でも、ちゃんと見てくれている人がいたことに
救われました。



その日は1日、職員室で過ごしました。



途中、今までほとんど話したことがなかった
クラスメイトが遊びに来てくれました。

今では、その子は心友です!



お昼休み…
例のトリオがやってきて
今までのことを謝ってくれました。


それで全て流せるほど
人間が出来てなかったので
友だちにはなれませんでしたが

2年間の長い長い苦しみからは
解放されました。



そして…
学年が上がり
クラスが変わって
全てが終わりました。

担任も代わりに
部活も辞めました。


新しい担任の先生が
母に話してくれました。


家に帰ると…あの強い母が
涙目で
「何で言わなかったの!
すぐに部活は辞めなさい。」

そう言ってくれました。




母になった、今。

言えなかった自分の気持ちもあるけれど…

母は言って欲しかっただろう
言ってもらえなかった悔しさがあっただろう

そう思います。



親が子を想うように
子も親を想う。



『甘える』『頼る』は
弱さじゃない。
強さだと、
私は我が子に伝えようと思います。


それも
コミュニケーションの一つだから…

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長い文章
最後までありがとうございました。




MCS認定マザーズティーチャー
TCS認定コーチ
キレイデザイン学インストラクター

太田 麻紗美




元幼稚園教諭と学ぶコーチング☆salon〜radiant〜

元幼稚園教諭のTCS認定コーチ   太田麻紗美(おおた あさみ) *元幼稚園教諭と学ぶ! マザーズコーチング *コーチングを体験しながら学ぶ! トラストコーチング講座 コーチングと出会い、生きやすくなった私。 コーチングをたくさんの方に知ってもらいたい。 特に子育て中のママに伝えたい! 子どもたちが初めて関わる親以外の大人である 幼児教育に関わる方に伝えたい! 子どもたちの未来のために…

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